ネットワークツール ガイド

SPF・DKIM・DMARC:メール認証を順番に設定する

2026年9月23日更新

この3つのDNSレコードがないと、あなたのドメインから送ったメールはGmail、Outlook、Yahooに怪しまれ、誰でもあなたになりすませてしまいます。何も壊さずに設定する方法を紹介します。

3つの仕組みの役割

仕組み証明すること設定する場所
SPF送信サーバーが、このドメインとして送信する許可を持っているドメイン直下のTXTレコード
DKIMメールが改ざんされておらず、署名したドメインから届いているTXTレコード selector._domainkey.domain
DMARCSPFとDKIMが失敗したときの受信側の扱いと、レポートの送り先TXTレコード _dmarc.domain

2024年から、GmailとYahooは大量送信者にSPF、DKIM、DMARCを義務づけ、すべての送信者に対しても年々厳しく適用しています。認証のないドメインは、メールが届きにくくなります。

手順1:SPF

SPFレコードには、送信を許可するサーバーを並べます。メールサービスとメールマガジン配信ツールから送るドメインの例:

v=spf1 include:_spf.provider.com include:send.newsletter.com ~all

守るべきルール:

手順2:DKIM

DKIMは、メールごとに秘密鍵で署名し、公開鍵をDNSに公開する仕組みです。鍵のペアは 送信サービス が作成し、レコード名(例:s1._domainkey.example.com)とその値、または作成すべきCNAMEを案内してくれます。

手順3:DMARCは3段階で

DMARCは、SPFとDKIMを「差出人」欄に表示されるドメインと結び付けます。まずは監視モードから始めます。

v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.com

  1. **p=none** を2〜4週間:何もブロックされませんが、あなたの名前で送信しているすべてのサーバーがレポートで届きます。忘れていたサービスが見つかることもよくあります。
  2. **p=quarantine**:認証に失敗したメールは迷惑メールに振り分けられます。pct=25、50、100と段階的に上げられます。
  3. **p=reject**:なりすましメールは受信拒否されます。これで保護は完全です。

レポートは読みにくいXMLファイルです。少量なら無料のことが多いDMARC分析ツールを使えば、表にまとめてくれます。

設定を確認する

当サイトのDNS検索ツールで、ドメイン、_dmarc.domain、selector._domainkey.domain のTXTレコードを調べます。次に、GmailやOutlookの受信トレイにメールを送り、メッセージのソースを表示します。Authentication-Results の行に spf=pass、dkim=pass、dmarc=pass と表示されていれば成功です。

よくある間違い

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よくある質問

DKIMなしでSPFだけでも足りますか?

足りません。自動転送されると、転送元のサーバーが許可リストにないためSPFは失敗します。DKIMは転送後も有効です。DMARCはどちらか一方がドメインと一致すれば通りますが、両方そろえると認証が確実になります。

変更が反映されるまでどのくらいかかりますか?

レコードのTTLが切れるまでの時間で、通常は数分から1時間ほどです。DMARCのレポートは、一般に1日1回届きます。

メールを送らないドメインにもDMARCは必要ですか?

必要です。v=spf1 -all と v=DMARC1; p=reject を公開しましょう。詐欺師は、保護されていないドメインを狙ってフィッシングメールを送ります。

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